ギターの教科書

初心者からでも。独学でギターを勉強している方へ向けた教科書です。

【練習方法】ギターを練習するときの曲の覚え方。進行やコードパターンなど

こんにちは!

ギター講師の箕輪です!

 

ある程度コードや右手のコードストロークも弾けるようになってきた。

でもどうしてもスラスラ弾くことができない。とお困りの方はいませんか?

スラスラ弾けないの原因としては苦手なコードやストロークもあるかもしれませんが、

曲の構成や曲全体の流れを把握しきれていないということもあり得ます。

曲全体を全て覚えるに越したことはありませんが、ただ漠然と覚えようとしてもなかなか頭に入ってこないものです。

ここでは曲を覚えて弾けるようにする為に、どのように練習していけばいいかということに焦点を当てて解説していきます。

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苦手なところを把握する

曲を覚える、ギターを上達させる上でとても大切なことです。自分の欠点が分かれば改善ポイントを見つけて、そこを重点的に練習するということができますね。

例えば曲を弾いていてF→Cコードに行くところ(コードチェンジ)が苦手なのか、

ストロークがよく分かっていなくてリズムがずれてしまうのか、コード譜を見ていてなんとなく弾けているけど定期的につまずいてしまうのか。

ミスしやすいポイントは人によってそれぞれですが、曲によっても課題が変わってきたりもします。

初心者が陥りやすい苦手ポイント

  • コードチェンジが上手くいかない
  • 特定のコードだけ押さえるのに時間がかかる
  • 曲を弾いたときにリズムがずれてしまう

上記の3つの苦手ポイントを克服するためにはメトロノームを使って練習してみましょう!

具体的な練習方法

まずは苦手なところを2小節など、とても短い区間で見てみましょう。

そしてメトロノームなどを使い自分が綺麗な音でリズムが乱れることなく弾けるテンポまで下げましょう。←ここがとても重要です!!

原曲のリズムとは程遠いくらい遅いテンポまで下げて弾くのが上達のための近道です。

※急がば回れとはこの事かとギターを練習していて思います。

メトロノームを鳴らし始めたら体のどこかで同じテンポでリズムを刻みましょう。

このときリズムを刻むのは足でも体でも頭でもいいです。

常にリズムを刻み続けることが手と頭に覚えさせるための第一歩です。手が止まっても体のどこかでリズムをとり続けてください。

この練習方法はコードチェンジでもストロークでもソロでもフレーズでも基礎練習でもどんなことにも応用できますので是非試してみてください。

各セクションごとに覚えていく

曲を通すことはできるけどちょっとずつミスしてしまうという人はこちらを参考にしてください。

コードもストロークも大丈夫なはずなのに何でミスしてしまうのかというと、

コード進行のパターンが把握しきれていないことが原因の一つだと思います。

各セクションを大雑把に上げてみると

イントロ(前奏)→Aメロ→Bメロ→サビ→Aメロ→Bメロ

→サビ→間奏(ギターソロなど)→サビ→アウトロ(後奏)

よくあるパターンとしてこんな感じでしょうか。

とりあえず全体をコード弾きすると仮定してお話ししていきます。

セクションの中で苦手な部分

まずは余裕をもって弾けるところはどこなのか見ていきましょう。

例えばサビ部分は余裕をもって弾けるとして、間奏が一番ミスしやすいとします。

※実際に間奏部分がミスしやすいというのは良くあります。

ではなぜ間奏でミスしてしまいやすいかというと、曲の中で1回しか出てこないコードパターンがあったりもするためです。

最後のサビなどもコードパターンが少し変わるということもあります。

曲中で出てくる頻度の低いコードやストロークパターン、コード進行はミスしやすい傾向にありますので、一度今練習している曲を振り返ってみてください。

苦手なセクションがあればそのセクションだけを繰り返し弾いていきましょう。

なんとなく曲を通して弾いていくよりも効率よく覚えていけます。

同じ要領でAメロやBメロなども練習していきましょう。

  • 弾けるところと弾けないところを把握する
  • 曲中で頻度の低いコードパターンなどを見つけて反復練習する
  • 苦手ポイントを練習したら曲を繋げて確認する

特徴的なリズムのところを覚えるようにする

特徴的なリズムというのも、曲中で頻繁に出てこないコードパターンと考え方は同じです。

曲の中で一瞬楽器が止まって歌だけになるところや、独特なリズムになるところがある場合、その部分の前後2小節ずつなどを練習していくと把握しやすいです。

持っている譜面などに直接ペンで書き込みや印をつけておくと非常にいいと思います。

蛍光ペンでマークするなどもありですね。

細かいところでもリズムが変わるだけで曲の印象も変わってくるので、

もし曖昧になっているところがあれば、一度落ち着いて曲を聴いて譜面を見てから実際に繰り返し弾いてみましょう。

この時も必ずゆっくりのテンポからというのが大切です。

不安要素を無くす

この記事のまとめ的なことになりますが、いかに曲に対する不安要素を無くせるかが大きなポイントです。

曲を弾いていて「あーこの後苦手なところだなー」と頭によぎると大体ミスします。

曲の最後の方でもミスしやすく、この場合は大抵「あと最後の1小節をクリアすればミスなしで弾ける!」と考えてしまいやすいです。

こういったことが如何に頭によぎらないようにしておけば、余計なことも考えずに余裕をもって曲を弾くことができます。

余裕を持って弾けることのメリットとしては

  • フレーズやコード弾きの強弱まで考えられるようになる
  • 歌を意識して弾けるようになる
  • 細かいニュアンスを気にすることができるようになる

この3つのように曲のクオリティを高めていくことができるというメリットがたくさん挙げられます。

そのためにも今までの項目で解説したことを試して、曲中すべてのところを自信をもって弾けるようにしていきましょう。

不安要素や曖昧になっているところが無くなれば、細かいところに気を配れるようになり、必然的に曲のクオリティが上がり、結果として「上達」していけるというわけです。

常に段階を踏んで落ち着いて理解していきましょう!

 

それでは!